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↑大阪の適塾なのだ。えのさんと緒方洪庵先生とのツーショット。この東京大散歩日記は、新天地を求めて、引っ越しました。これからは「えのさんの東京パラダイス」。ヨロシク。


by eno_san
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12日。夏には夏の歩き方がある。

今日は、めちゃくちゃ暑かったですよね。
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ここはどこ? わたしはだれ? 熱中症状態です。(笑い)
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東京ビックサイトに到着しましたぁ~
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開演30分前に会場入り。
作家・五木寛之さんの講演を聴きに来ました。
お話の内容は、More に書きますね。
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いやぁ~、とても良いお話でした。
で、パチリ。
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つづいて、東京国際ブックフェアの会場へ。
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会場は、すごい人出でした。みんな本が好きなんですね。

この展示は、目立ちます。
「英語で日記を書いてみよう」という本です。

It is a book "Let's write the diary in English".
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会場を出たところで、ごろごろ、ぴかぴか、どっかーん!
突然の雷門です。(笑い) 
助けて!ゆりかもめ。
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ゆりかもめから見た船の科学館です。
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こっちはレインボーブリッジです。

Here is a rainbow bridge.

で、この嵐も一瞬でした。ほっ。
新橋駅に着いたら、カラッとしたお天気に!
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武蔵小山のワイフ実家で。
3軒先のレストランから出前の料理を。ごちそうさまでした。




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作家・五木寛之
講演 「人間の関係」(90分)


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以下 えのさんの講演メモより


昭和7年生まれ 横浜在住
幼少の頃から読書 谷崎・源氏物語 紫の上 セクシーだった

力の萎える時代
活き活き元気になれるお話をしたい
竹村健一「やればできる」演題
こちらは「人生の無常」→「やって出来ないことはない」で失敗(笑い)

講演活動休止、最近はこんなところから講演依頼
銀行・金融、情報・IT、医療・病院
心が壊れかかっている 危惧している
心の管理が緊急のテーマ
メンタルヘルスケア 迂遠な話が現実に

若い編集者から、アベックでなくカップルと
心療内科に行く話をよく聞く ホリスティック(心と体の関係)
精神科は病気そのもの

心療内科はつかみ所がない
寝付きが悪い、目をさます、体重低下、顔色悪く、人に会わない
背景にリストラ、下流社会、不安
心が風邪をひく
専門家にじっくり話しを聞いてもらえる
普通の病院は3時間待ちの3分治療




テレビは躁(そう)のメディアだが 
みんなについて行けない世界
1億人、鬱(うつ)時代が始まっている

うめき、ため息は、果たしてマイナス思考か
慈悲の知恵
明るい、暗い、雄弁、無口 両方が大事なんだ

心が萎えている 今の時代深く病んでいる
自殺者の増加 平成3年(1万8千)、5年2万越す、10年3万越す
6月19日の朝日新聞の1面記事にまで
秋田トップが2位、山梨トップに、これがニュースに
22兆円損失とまで 
こうした話が出ること自体病んでいるとしかいえない

戦後50年の躁(そう)が終わって鬱(うつ)の時代に
空気のきれいなところで育った者はボロボロに
野麦峠、女工哀史 10代でばたばた倒れた



こんな時代になぜ元気でいられるのか
選択の道は2つ
・うつうつとして耐えるか 傷つけ、血を流しながら
・マイナス排除、プラスティックに固めてロボットか

うつ病以外の、萎えた心、うつうつたる気分
マイナス、プラス思考ではない
悲しむ、喜ぶは一体のものだ
慈悲の、悲の心は絶対に必要なもの

本居宣長は、人間とは必ず悲しい出来事と出会う 沢山ある
悲しみを正面から見据えて、悲しい、悲しいと
人にも語れ、涙を流せ
表に出して、客体化してこそ乗り越えられる
悲しみの記憶は大切だが、乗り越えることだ

泣く 柳田国男「涕泣史談」昭和16年
日本人はよく泣く民族だった
泣くべき時にきちんと泣く
泣くことが文化にまでなった
日本人が泣かなくなったのは大変な事なんだ、と

西田幾太郎 人生の悲哀 哲学の出発点
生命の活性化は、笑うこと、泣くこと




金沢の雪つり 日本海の湿気を帯びた雪で松の枝も折れる
なえる木には、雪つりはしない 堅い木、強い木はパキッと折れる
固い心が折れるのだ 重みに枝を曲げ屈する術を知ること

悲しみを友に、心をなえさせるのだ
夏には夏の歩き方がある

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by eno_san | 2008-07-12 23:39 | □お台場・汐留