4日。えのさん、目黒区民センターへ。
2007年 02月 04日
今朝は、朝マックではなくて、喫茶店のモーニングです。笑い
バスで大鳥神社まで。目指すは、目黒区民センターです。目黒通りがまぶしい。
おっと、美容室の「のぼり」が・・。
区民センターには、美術館、図書館、体育館、ホールなど色々あります。
まったく、文化的なのだ。
ここにはテニスコート( 2 面)がありますが、いくら葉書を出しても「コートの抽選」、当たりませんね。
手前は、区民センターのプールです。夏場は、すごく賑わいます。
ようやく、ホールに到着。今日は、ここで講演を聴きます。では。
TVでおなじみ、服部栄養専門学校校長で、医学博士の服部先生の「食育」のお話です。すごく刺激的なお話でした。
昭和20年生まれ。東京都出身。立教大学卒。
昭和大学医学部博士課程学位取得。
服部栄養専門学校 理事長 校長 医学博士。
(社)全国調理師養成施設協会会長。(社)全国栄養士養成施設協会副会長。
内閣府食育推進室「食育推進会議」委員、「食育推進基本計画検討会」委員、
内閣官房「新健康フロンティア戦略賢人会議」委員など。
講演後、「今日、ここで私が話した事を、一人が5人に伝えてください」といわれたので、上の写真の取材メモを整理してみますね。 ↓
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
0歳から3歳が、親子愛が育まれる大切な時期。抱きしめて育てよう。
3歳から8歳が食育の時期。この時期を逃しては、子供は正しく成長しない。
食には、個食、粉食、小食、孤食、固食、濃食がある。
孤食は、ひとり淋しく…。栄養バランスがない。勝手気ままな人間になる。
76ヶ国を回ったが、家族がTVを付けて食事する風景は、日本だけ。
アメリカでも、「恥だ!」と言って叱られる。
第一、TVを見ながら食べたら、味の記憶がない。
箸(はし)の使い方も注意できない。
TVを消したら、偏食も注意できる。ニンジンを残すと「栄養満点だぞ!」と。
それでも食べない時は、母親は細かくしてハンバーグに入れてくれたものだ。
(今、BS2で風林火山が始まったので、休憩。笑い)
今は、食事の時に「いただきます」「ご馳走さまでした」の言葉を忘れている。
「いただきます」は、動植物の命をいただく感謝の気持ち。
「ご馳走さま」は、16キロ四方を飛び回って狩をして用意してくれた感謝の気持ち。
最近の親はおかしい。学校でそういう指導をすると、給食費を払っているのに「いただきますをなんで言うのか」、と文句をいう親もいる。情けない。
固食の問題点
ピザしか食べない子供がいたら、体はガタガタですよ。
骨密度のピークは20歳。だから、親は0歳から20歳まで、子供が何を食べているかチエックをしないといけない。激ヤセで、20歳台の女の子が70歳の骨になっている。
BMI値は、22が標準、25以上が肥満、18.5以下がヤセ。
ミス・ユニバース。今や12頭身で、BMI値が18.5以下でないと優勝できない。
栄養失調が優勝する。美少女コンテストも16.7。もうギスギスですね。
こうした風潮を助長しないように私は訴えている。
「18.5以下の人は、モデルに採用しない」
「20歳まで、ダイエットさせないでください!」と。
とにかく骨がガタガタです、30代で女性機能を失っている。
日本は世界一の平均寿命(女性85.43歳、男性78.53歳)だが、
横になったままの長生き期間が7年もある。世界的には5年。
本当は、PPK(ぴんぴん・ころり)が一番良い。
粉食の問題点
やわらかいパンばかりではマズイ。
パリジェンヌも固いフラスパンをかじっている。
硬いものをよく噛むことが大切。
通常は28回噛んで胃にだが、今は10回程度になっている。
片方だけで噛んでいると、背骨も曲がる。
生物で一番大切なのは歯です。
白いパンより硬いパンを。五穀米、10穀米、ライ麦入りを・・。
濃食の問題点
調理済み加工食品ばかり食べていると、ホッとした気がしない。
昔のお袋の味が、袋の味になってしまった。
食育は、選食である。安心、安全で、健康になろう。
添加物、1年間に4キロも口に入れている。
加工食品よりも原材料から、食事の工夫(旬の野菜を入れる)を。
冬に開花するもの細胞が霜で壊れる。糖質を増やすから、おいしく実が厚い。
ビタミンの原材料は糖質、夏場は糖質が減る。旬を意識した食生活へ。
(休憩。これから後半の話へ)
食育は、人間、日本を作る。
先生を尊敬する割合
北京 80.3%
アメリカ 82.2%
日本 50をきる
日本の小学生が寝る時間 夜10:45
中学生が寝る時間 夜11:10
高校生は午前様
アメリカは小学生 夜8:00
中学生は夜8:13 高校生は10:00
(夫婦のプライベートタイムなので、早く寝かす)
親の役目は、子供をひとり立ちさせること。
そうでないと、日本は「英国病」以下になる。
英国病とは、ニートの歴史。
働かないから税金が取れない。経済が落ちた。
サッチャー首相が改革、しつけをバシバシやった。30年かかった。
日本の親は未熟。成人の日は20でなく30歳にすべき。
子供に夫婦喧嘩を見せてはだめ。片方がたたいてしかり、片方が抱いて誉める。
但し、8歳までにたたき終えること。3~8歳の間、誰かと食事をしたという回数を調べると、800回から今は300回に減った。
日本では、親に対する尊敬度は、50を切って25.2%。(国家存亡の危機なのだ)
これから親になる人には、「両親学」を勉強する必要がある。
子供の教育は、誉めて、叱って、誉める。メリハリが大切。
教育には、優しさ、楽しさ、厳しさを。
イギリスのプライベートスクール(寄宿舎)では、先生が鞭をもって、
文化・マナーを躾けている。
「スポック博士の育児書」はひどい内容で、その間違えが本人も訂正したのに、日本人には伝わっていない。中途半端なしつけでは、親離れしない。
日本の食文化は、まさに地に堕ちた。
箸を満足に持てない先生が多い。欧米では、今や箸が持てないとエリートではない。
そのうち、青い目の人に「あなた、箸の持ち方おかしい」と言われるだろう。
公立の学校に教壇がない、これもおかしい。
その理由は「人間は平等だから…」。
立場を平等と言っているから、先生がいじめられる。
去年80人が自殺した。注意できない、半年でノイローゼに。
団塊世代まで、大家族で、おかずの取り合い、ニンジンも親が注意した。
その後は、核家族に三種の神器で、団塊世代の子供たち(団塊ジュニア、30~40歳)は、わがまま飽きっぽい、人の言うことを聞かない。その子供は当然、箸の持ち方を身につけられない。
自分たちの子供時代は、年齢差のある子供同士の構成で遊んだ。
自分たちで手探り。この体験の中から自立を学んだものだ。
「もったいない」の心を。
日本の食糧自給率は40%。60%を輸入にたよっている。が、そのうちの半分近くを残飯にして、食べ物を無駄にしている。
世界65億人のうち8%、5億人が食べていけるが、1日2万人が餓死している。
やがて80億人になった時に、自給率の低い日本はやっていけないだろう。
日本は、アメリカに次いで経済が2位だが、この先は、7位ぐらいになるだろう。
中国が1位、続いてインド、アメリカ・・。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
今、自分は、病院の食事を改善する運動をしている。
食事時には、照明が大切です。ろうそくの明かり、白熱灯の下で食事をしたい。
蛍光灯では食欲がわかない。視覚(ジュージュー)、脳を刺激、食欲でる。
病院に入ったら、余計に病気になる。食事によって体力が生まれ、薬も効くのだから。
今、この運動を聖路加病院の日野原先生とやっている。
4時間しか寝ない先生曰く、「人間は達成感があれば、寝なくてもいい」
(以上・要約)
バスで大鳥神社まで。目指すは、目黒区民センターです。目黒通りがまぶしい。
おっと、美容室の「のぼり」が・・。
区民センターには、美術館、図書館、体育館、ホールなど色々あります。
まったく、文化的なのだ。
ここにはテニスコート( 2 面)がありますが、いくら葉書を出しても「コートの抽選」、当たりませんね。
手前は、区民センターのプールです。夏場は、すごく賑わいます。
ようやく、ホールに到着。今日は、ここで講演を聴きます。では。
TVでおなじみ、服部栄養専門学校校長で、医学博士の服部先生の「食育」のお話です。すごく刺激的なお話でした。
昭和20年生まれ。東京都出身。立教大学卒。
昭和大学医学部博士課程学位取得。
服部栄養専門学校 理事長 校長 医学博士。
(社)全国調理師養成施設協会会長。(社)全国栄養士養成施設協会副会長。
内閣府食育推進室「食育推進会議」委員、「食育推進基本計画検討会」委員、
内閣官房「新健康フロンティア戦略賢人会議」委員など。
講演後、「今日、ここで私が話した事を、一人が5人に伝えてください」といわれたので、上の写真の取材メモを整理してみますね。 ↓
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
0歳から3歳が、親子愛が育まれる大切な時期。抱きしめて育てよう。
3歳から8歳が食育の時期。この時期を逃しては、子供は正しく成長しない。
食には、個食、粉食、小食、孤食、固食、濃食がある。
孤食は、ひとり淋しく…。栄養バランスがない。勝手気ままな人間になる。
76ヶ国を回ったが、家族がTVを付けて食事する風景は、日本だけ。
アメリカでも、「恥だ!」と言って叱られる。
第一、TVを見ながら食べたら、味の記憶がない。
箸(はし)の使い方も注意できない。
TVを消したら、偏食も注意できる。ニンジンを残すと「栄養満点だぞ!」と。
それでも食べない時は、母親は細かくしてハンバーグに入れてくれたものだ。
(今、BS2で風林火山が始まったので、休憩。笑い)
今は、食事の時に「いただきます」「ご馳走さまでした」の言葉を忘れている。
「いただきます」は、動植物の命をいただく感謝の気持ち。
「ご馳走さま」は、16キロ四方を飛び回って狩をして用意してくれた感謝の気持ち。
最近の親はおかしい。学校でそういう指導をすると、給食費を払っているのに「いただきますをなんで言うのか」、と文句をいう親もいる。情けない。
固食の問題点
ピザしか食べない子供がいたら、体はガタガタですよ。
骨密度のピークは20歳。だから、親は0歳から20歳まで、子供が何を食べているかチエックをしないといけない。激ヤセで、20歳台の女の子が70歳の骨になっている。
BMI値は、22が標準、25以上が肥満、18.5以下がヤセ。
ミス・ユニバース。今や12頭身で、BMI値が18.5以下でないと優勝できない。
栄養失調が優勝する。美少女コンテストも16.7。もうギスギスですね。
こうした風潮を助長しないように私は訴えている。
「18.5以下の人は、モデルに採用しない」
「20歳まで、ダイエットさせないでください!」と。
とにかく骨がガタガタです、30代で女性機能を失っている。
日本は世界一の平均寿命(女性85.43歳、男性78.53歳)だが、
横になったままの長生き期間が7年もある。世界的には5年。
本当は、PPK(ぴんぴん・ころり)が一番良い。
粉食の問題点
やわらかいパンばかりではマズイ。
パリジェンヌも固いフラスパンをかじっている。
硬いものをよく噛むことが大切。
通常は28回噛んで胃にだが、今は10回程度になっている。
片方だけで噛んでいると、背骨も曲がる。
生物で一番大切なのは歯です。
白いパンより硬いパンを。五穀米、10穀米、ライ麦入りを・・。
濃食の問題点
調理済み加工食品ばかり食べていると、ホッとした気がしない。
昔のお袋の味が、袋の味になってしまった。
食育は、選食である。安心、安全で、健康になろう。
添加物、1年間に4キロも口に入れている。
加工食品よりも原材料から、食事の工夫(旬の野菜を入れる)を。
冬に開花するもの細胞が霜で壊れる。糖質を増やすから、おいしく実が厚い。
ビタミンの原材料は糖質、夏場は糖質が減る。旬を意識した食生活へ。
(休憩。これから後半の話へ)
食育は、人間、日本を作る。
先生を尊敬する割合
北京 80.3%
アメリカ 82.2%
日本 50をきる
日本の小学生が寝る時間 夜10:45
中学生が寝る時間 夜11:10
高校生は午前様
アメリカは小学生 夜8:00
中学生は夜8:13 高校生は10:00
(夫婦のプライベートタイムなので、早く寝かす)
親の役目は、子供をひとり立ちさせること。
そうでないと、日本は「英国病」以下になる。
英国病とは、ニートの歴史。
働かないから税金が取れない。経済が落ちた。
サッチャー首相が改革、しつけをバシバシやった。30年かかった。
日本の親は未熟。成人の日は20でなく30歳にすべき。
子供に夫婦喧嘩を見せてはだめ。片方がたたいてしかり、片方が抱いて誉める。
但し、8歳までにたたき終えること。3~8歳の間、誰かと食事をしたという回数を調べると、800回から今は300回に減った。
日本では、親に対する尊敬度は、50を切って25.2%。(国家存亡の危機なのだ)
これから親になる人には、「両親学」を勉強する必要がある。
子供の教育は、誉めて、叱って、誉める。メリハリが大切。
教育には、優しさ、楽しさ、厳しさを。
イギリスのプライベートスクール(寄宿舎)では、先生が鞭をもって、
文化・マナーを躾けている。
「スポック博士の育児書」はひどい内容で、その間違えが本人も訂正したのに、日本人には伝わっていない。中途半端なしつけでは、親離れしない。
日本の食文化は、まさに地に堕ちた。
箸を満足に持てない先生が多い。欧米では、今や箸が持てないとエリートではない。
そのうち、青い目の人に「あなた、箸の持ち方おかしい」と言われるだろう。
公立の学校に教壇がない、これもおかしい。
その理由は「人間は平等だから…」。
立場を平等と言っているから、先生がいじめられる。
去年80人が自殺した。注意できない、半年でノイローゼに。
団塊世代まで、大家族で、おかずの取り合い、ニンジンも親が注意した。
その後は、核家族に三種の神器で、団塊世代の子供たち(団塊ジュニア、30~40歳)は、わがまま飽きっぽい、人の言うことを聞かない。その子供は当然、箸の持ち方を身につけられない。
自分たちの子供時代は、年齢差のある子供同士の構成で遊んだ。
自分たちで手探り。この体験の中から自立を学んだものだ。
「もったいない」の心を。
日本の食糧自給率は40%。60%を輸入にたよっている。が、そのうちの半分近くを残飯にして、食べ物を無駄にしている。
世界65億人のうち8%、5億人が食べていけるが、1日2万人が餓死している。
やがて80億人になった時に、自給率の低い日本はやっていけないだろう。
日本は、アメリカに次いで経済が2位だが、この先は、7位ぐらいになるだろう。
中国が1位、続いてインド、アメリカ・・。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
今、自分は、病院の食事を改善する運動をしている。
食事時には、照明が大切です。ろうそくの明かり、白熱灯の下で食事をしたい。
蛍光灯では食欲がわかない。視覚(ジュージュー)、脳を刺激、食欲でる。
病院に入ったら、余計に病気になる。食事によって体力が生まれ、薬も効くのだから。
今、この運動を聖路加病院の日野原先生とやっている。
4時間しか寝ない先生曰く、「人間は達成感があれば、寝なくてもいい」
(以上・要約)
by eno_san
| 2007-02-04 14:09
| □目黒・恵比寿